自分の考える後継者像を明確にする
企業を存続させるという強い決意を固めたら、いよいよ自分の考え る後継者像を明確にします。いったいどのような後継者に会社を継いでもらいたいのか。後継者としての能力要件に何を求めるのか。 性格はどのような人が望ましいのかなどです。
子供がいるから、従業員に後継者に適した年齢の人材がいるからなどにとらわれずに、まずやるべきことは企業を存続させて発展させるためには、どのような後継経営者が望ましいのかを純粋に描く べきです。中小企業では難しいかもしれませんが、会社は私有物ではなく社会的な存在なのですから、個人と会社を切り離して考えるのが、正しい考え方です。
その結果、子供や従業員になるのであれば、まったく問題はありません。自信を持って、後継者候補を選定します。複数の候補者がある場合は、できる限り客観的な評価基準に基づいて、本命の候補者に絞り込みます。