社長の心得を簡単にわかりやすく解説1

社長は結果責任を取ります

1.社長はすべてを結果数値で評価されます

社長の評価は、すべて経営数値で評価されます。経営数値は社長の通信簿です。あの社長は人柄がよいとか、しっかりとした理念を持っているなどと誉められても、数値で結果を出せない社長は経営者失格です。

2.社長は意思決定をすることが仕事です

会社の中で最終的な意思決定をすることができるのは、社長1人だけです。したがって、社長はどんな問題が持ち込まれても、迷うことなく判断を下さなければなりません。優柔不断で先延ばしにするのは最悪です。 

3.社長が決めたこと以外は部下に任せてはいけません

部下に権限委譲するとは、社長が決めたことについて、範囲を定めて、任せるという意味です。あくまでも社長の決めた方針にしたがって、実行するのが部下の役割です。決定する権限まで与えてはいけません。 

4.社長は方針を分かりやすく語らねばなりません

社長の決定が会社の方針のすべてなのですから、社長は自らが決定した方針を役員および社員に分かりやすく語らなければなりません。社長の方針を全員が理解してこそ、一丸となって前へ進めるのです。 

5.社長はどんな状況でも潰れない会社を目指すべきです

無理して一時的に売上を大きく伸ばしても、経済環境など変化要因が生じたら、売上は落ちることもあります。社長は、売上を急激に伸ばすよりも、どんな状況になっても潰れない会社を目指すべきです。 

6.社長は仕組みを作ることが仕事です

社員は放任していると、自分勝手に動くものです。そう考えていて間違いはありません。社員に同じ方向を向かせて動かすためには、仕組みが必要です。社長は常により良い仕組みを考えていなければなりません。  

7.社長の作る仕組みは標準化を目的とします

社長が作る仕組みは、特定の優秀な人だけが実施できるようなものではいけません。誰がやっても一定の成果が得られるような仕組みであるべきです。すなわち、仕組みを作る目的は、標準化を図るためです。  

8.社長は社員に積極的に勉強をさせましょう

いくら標準化といっても、社員の能力が一定以上はないと、仕事の質は高まりません。社長だけが勉強して、社員との格差が広がると、社員がついて来れなくなります。社員にも積極的に学ぶ機会を与えます。

9.社長は常に現場に出向くことが大切です

「事件は机の上で起こっているのではない、現場で起こっているのだ」という映画のセリフがありましたが、仕事もまったく同じです。社長は常に現場に出向いて、現場で生じている問題を肌で感じることが大切です。

10.社長が決めたルールは絶対に守らせるべきです

社長が決めたルールは社員に絶対に守らせなければなりません。ルールに反する社員がいたら、組織は必ず崩れます。社長自らルールを破ると示しが付かないので、社長自身も守れるルールのみにします。

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