社長の心得を簡単にわかりやすく解説2

社長の重要な仕事は社員育成です

11.社長は社員研修で差別化を図るようにします

企業が勝ち抜くためには、差別化が必要です。商品の差別化も重要な要素ですが、最も永続的に差別化を図れる決め手は、人材の差別化です。社員研修を継続することによる差別化は、簡単にまねできません。

12.社員研修の最重要な目的はベクトル合わせです

社員研修の最重要な目的は、ベクトル合わせです。例え最初の間は、ベクトルの長さが短い社員がいたとしても、とにかくベクトルの方向が、合っていれば良しとします。社長と共通の価値観を持たせることです。 

13.社員教育が不十分ならトップダウンで動かします

社長が社員教育が十分にできていないと考える段階では、トップダウンで動かすことが正解です。社員研修により、十分な教育を施した後は、ボトムアップの要素を取り入れて、参画意識を高めます。 

14.社員は声をかけ手を掛けるから育つのです

社長が方針を示して、やれと言っても、社員は思うように動きません。社長が役員や管理者に向き合って、コミュニケーションを取るから動くのです。役員や管理者から一般社員に対しても同じです。 

15.人材育成は噛んで含めるように教えることです

一度教えたら、完全にできるという社員は、ほとんどいないと考えて間違いありません。同じ社員に、同じことを、何度でも、噛んで含めるように教えて、やっとできるようになるのです。人材育成は根気です。 

16.社員に掃除をさせれば能力がわかります

掃除ほど、やる人間の性格や能力がわかる仕事はありません。通り一遍で済ませる人と、隅々まできれいにする人とでは、雲泥の差があります。だから社長命令で、掃除を徹底させることが大事なのです。

17.社長が難しいことを言っても人は育ちません

社長が自分が勉強したことをいくら熱心に教えようとしても、抽象的な話では、理解してもらえません。具体的な行動レベルに落として、これをやろうと言って、初めて何をやればよいか理解して、行動に移すのです。  

18.社員に質問をして考えさせることが大切です

自分が社長だからといって、いつも教えようとしてはいけません。時には質問をして、自分で考えさせることが必要です。答えが違ったら、さらに質問を続けて、正しい答えに気づくまで我慢して待ちます。

19.社員1人ひとりの成長を評価します

他人と比べることも必要ですが、たとえ最も優れた社員でなくても、成長し続けている社員は期待が持てます。社長は、社員1人ひとりをよく見て、その人自身が成長していれば積極的に評価すべきです。

20.失敗を評価する企業風土をつくります

人は失敗をするから、それを経験として、次の機会には改善をするのです。つまり、人は失敗をするから、育つのです。多少、能力が不足していると思っても、意欲がある社員には、やらせてみることが大切です。

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