社長の心得を簡単にわかりやすく解説3

社長は人ではなく仕事の管理をします

21.社長は仕事に人をつける発想をすることです

人に仕事を付けると、その仕事は特定の人が専有してしまいます。したがって社長は、仕事に人をつける発想をすることが大切です。1つの仕事を複数の人が交替してつくことで、効率化のアイデアが生まれます。

22.社長は人の管理をするのではなく仕事の管理をします

人を管理しようと考えると、好き嫌いが出てきます。会社の目的は人を管理することではなく、仕事を管理して利益をあげることです。ある仕事を、いつ、誰が、どのようにして、いくら利益を出すのか管理します。

23.社長は社員に魂は細部に宿ることを教えます

会社に来ている以上、見かけ上は全員同じように働いています。しかし、業績は同じではありません。細部にわたり気を配って仕上げるか、漠然とやるかで差が生じるのです。小さいことを確実に実行させます。 

24.1人が管理する人数は8人までに限定します

社員のモチベーションを維持するためには、マンツーマンでコミュニケーションを取る必要があります。そのためには、1人が管理できる人数は、8人までに限定することが原則です。この単位で組織を作ります。 

25.ルールを作らなければ管理はできません

生まれた場所も、育った環境も異なる人達が、1つの会社で働くわけですから、それぞれが常識と思っていることに違いがあるのは当たり前です。社長がルールを作らなければ、仕事も管理もできません。 

26.社長は仕事は厳しいものであると教えます

職場は明るく楽しいほうがよいです。ただし、それは人間関係の話です。仕事は厳しいものです。社長は人間関係と仕事を混同せず、仕事はあくまでも厳しいものであり、だからこそやりがいがあると教えます。

27.部下のごまかしは徹底的にチェックします

部下の中には真面目に一生懸命にやる人間と、適当にごまかしてつじつまをあわせる人間がいます。やったふりをしたり、ごまかそうとしたりする部下に対しては、厳しくチェックして、叱責することが必要です。  

28.社長はやらざるをえないように追い込みます

現状維持に安住し、新しいことには取り組みたくないという人間の方が圧倒的に多いのが現実です。したがって、社長が新しい仕組みを導入する場合には、無理にでもやらざるをえない状況を作ることです。

29.社長の指示・命令はできるだけ単純にします

仕事を複雑にすると、一見高度なことをやっているように見えますが、実際には、ミスが多発して業務効率が下がることが多いです。社長の作る仕組みや、社長からの指示・命令は、できる限り単純なものにします。

30.給与はオープンにすると意欲が高まります

人事異動には自ら手を挙げさせる、給与はオープンにするなど、人事管理をオープンにすると、社員間に競争意識が働き、意欲が高まります。機会は平等に与えて、評価で格差をつけることで、公平になるのです。

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