事業承継とは?Q&A形式で簡単にわかりやすく解説10

事業承継とは?Q&A形式でわかりやすく解説10 事業承継と株式評価

Q52.事業承継で見るべき財務要点はどこですか?

事業承継でみるべき要点は、貸借対照表の純資産です。これは資産から負債を引いた数値となっています。この純資産を時価で評価し直したものが、現在の企業価値を表していると考えられます。企業価値は、この現在の企業価値に将来性を加味して判断します。将来性は、事業から生み出すキャッシュフローによって決まります。実際にはより詳細な分析をしますが、経営者はまず大まかな計算をして、自社の企業価値を知ることが大切です。

Q53.事業承継でなぜ株式評価が重要となるのですか?

事業承継で最も重要な仕事は株式譲渡です。上場企業は別にして、未上場企業では株式の市場価格がありませんから、株式譲渡をするためには、株式評価によって株式価格を決めなければなりません。経営者は株式評価の概要を理解しておく必要があります。以下でも概要を解説しておりますが、これはあくまで概算なので、正式な株価計算に関しては、必ず専門家にご相談下さい。

Q54.事業承継で代表的な株式評価の方法について教えてください。

代表的な株式評価方法には、3つあります。1つめは純資産価額方式で、貸借対照表の資産と負債を時価に直して、その差額である純資産から1株当たりの株価を計算します。2つめは、類似業種比準価額方式で、国税庁が公表している類似業種比準価額をもとに、配当、利益、純資産の類似業種と自社の比準値によって1株当たりの株価を計算します。3つめは、類似業種比準価額方式と純資産価額方式の併用方式です。2つの方式で計算した金額を企業規模に応じた割合で合計して1株当たりの株価を計算します。

Q55.事業承継における純資産価額法について教えてください。

株式評価には複数の手法がありますが、純資産価額法は最も基本的な方法です。簡単に言えば、その会社の純資産を会社の価格と見なす方法です。具体的には資産と負債を時価評価に直して、その差額である純資産を発行済み株式数で割って、1株当たりの株価を計算します。

Q56.事業承継における株式の相続・贈与評価額は?

株主1人と、その同族関係者が議決権の一定割合以上の株式を保有している場合、同族株主となります。同族株主に対して株式を相続・贈与する場合の評価は、原則的な評価方法である純資産価額方式、似業種比準価額方式、又はこの両方式の併用方式により行われます。一方、同族株主以外に対して株式を相続・贈与する場合の評価は、配当還元法という方式を使って評価します。いずれの方式も、実際の計算は複雑なので、専門家に依頼しましょう。

←事業承継とは?Q&A形式で簡単にわかりやすく解説へ

タイトルとURLをコピーしました